トレンドとレンジ

 

為替相場は大きく分けて、
・トレンド
・レンジ
この2つに分けられます

 

1日の中での割合として
・トレンド→3割
・レンジ→7割
とも言われており(4:6という説もありますが)
為替相場はこれらによって形成されるものとなります

トレンド相場とは

トレンド相場とは、相場が継続的に上昇、または下降に向かっている相場を指します。

 

相場は常に価格が上がったり下がったりを繰り返しますが、
上昇、または下降の一方向へのトレンド(方向性)が出ることがあり、これをトレンド相場と呼びます

 

トレンドには、価格が上がり続ける相場を上昇トレンド、下がり続ける相場を下降トレンドの2種類があります。

 

 

上昇、下降トレンドとは言え、一方向に上がり続ける、下がり続ける訳では無く、下記の図のように

 

 

一旦は強く上がり、少し下がる
そしてまた強く上がり、少し下がる...(下降トレンドの場合は逆)

 

といった様に、高値と安値を繰り返しながらトレンド方向へと進みます。

 

※ トレンドの定義については、「ダウ理論とは」で詳しく解説します。

レンジ相場とは

一方向に相場が進むトレンドに対し
相場に方向感がなく一定の価格帯を推移する相場を「レンジ相場」と呼びます

 


画像引用:https://tickertalk.co.jp/knowledge/3341/

 

 

一定の価格幅を変動するレンジ相場には、上下それぞれの価格が反転する2つの価格帯が存在します

 

価格の上昇を止め、下落に転じさせるラインを「レジスタンスライン」
価格の下落を停め、上昇に転じさせるラインを「サポートライン」と、それぞれ呼びます。

 

 

ただしレンジ相場も永続的に続く事は無く、
どこかのタイミングで上抜け、下抜けし相場は変動します(これをレンジブレイクと呼びます)

 

 

レンジをブレイクする際には、レンジ間に様子見を行っていた投資家より
新規注文が多く入ることが多く、大きな値動きに移る傾向が見られます。

 

 

ただし、レンジ終了→トレンドへ移行という訳では無く、
抜けた価格帯で新たなレンジを形成する事も多く見られます

 

レンジを上抜けした際には、1つ前のレンジ帯でレジスタンスラインとなっていた価格帯が
今度はサポートラインとして下落を停めるラインに

 

レンジを下抜けした際には、1つ前のレンジ帯でサポートラインとなっていた価格帯が
今度はレジスタンスラインとして下落を停めるラインに役割を変えることも、併せて覚えておいて下さい。

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